館蔵 東アジアの工藝展
私たちの身の回りを眺めてみると、そこには沢山の道具があることでしょう。その中に、藝術性を纏った人の手による作品はありませんか。そのような作品を、日本では「工藝」と呼んでいます。もともとは中国の言葉ですが、日本で、現在使われるような意味として「工藝」を用いるようになったのは、およそ125年前の明治時代中頃のことです。
工藝は「用の美」とも言われるように、美しさを内包した実用的な作品を言い、絵画や彫刻などの純粋藝術とは区別されるものです。日本では、四季折々の自然に囲まれた生活の中で、自然と調和した表情豊かな工藝作品が作られてきました。それらの作品には技術の粋を集めて製作された藝術性の高い作品もあれば、日常的に使うことを目的とした、粗雑でありながら健やかな美しさを湛えた作品もあります。一方、日本を取り巻く中国、朝鮮、琉球では、中国の工藝の影響を受けながらも、それぞれ独自の工藝文化を花開かせています。
本展では、館蔵の工藝作品の中から、日本の作品と、日本の工藝作品と関係の深い東アジア(中国、朝鮮、琉球)の作品およそ100件を通して、東アジアの工藝作品の魅力をご紹介致します。
なお、本展では、常用漢字の「芸」ではなく、旧字の「藝」を使用しています。もともと「藝」の字は、「埶」(人が木を植えている様子を表す)からできた言葉で、「埶」あっての「藝」と考えているからです。
工藝は「用の美」とも言われるように、美しさを内包した実用的な作品を言い、絵画や彫刻などの純粋藝術とは区別されるものです。日本では、四季折々の自然に囲まれた生活の中で、自然と調和した表情豊かな工藝作品が作られてきました。それらの作品には技術の粋を集めて製作された藝術性の高い作品もあれば、日常的に使うことを目的とした、粗雑でありながら健やかな美しさを湛えた作品もあります。一方、日本を取り巻く中国、朝鮮、琉球では、中国の工藝の影響を受けながらも、それぞれ独自の工藝文化を花開かせています。
本展では、館蔵の工藝作品の中から、日本の作品と、日本の工藝作品と関係の深い東アジア(中国、朝鮮、琉球)の作品およそ100件を通して、東アジアの工藝作品の魅力をご紹介致します。
なお、本展では、常用漢字の「芸」ではなく、旧字の「藝」を使用しています。もともと「藝」の字は、「埶」(人が木を植えている様子を表す)からできた言葉で、「埶」あっての「藝」と考えているからです。
- 開催期間
- 2018年1月13日(土)~4月1日(日)
- 開館時間
-
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
※ 2月3日(土)は設備点検のため10:00~13:00まで休館
- 入館料
-
一般500円・学生300円
※ 小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
※ 一般の方以外は受付にて証明書のご提示をお願いいたします。 - 交通アクセス
- こちらを御参照ください >>
- 主催
- 公益財団法人美術工芸振興佐藤基金
- お問い合わせ
- 03-3888-7520、
03-3888-7512(佐藤基金直通)
主な展示作品
・木造小塔(百万塔)(日本・8世紀)
・青磁捻子小瓶(朝鮮・11世紀)
・玉白菜・蕪・蟋蟀 (中国・18世紀)
・黒釉按瓶 (沖縄/壺屋・19世紀)
・金銅火舎香爈(日本・13世紀)
・霰地真形釜 (日本/芦屋・15世紀)
・朱漆端反鉢(日本・15~16世紀)
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- 玉白菜・蕪・蟋蟀(中国・18世紀)
- 黒釉按瓶(沖縄・19世紀)
- 青磁捻子小瓶(朝鮮・11世紀)
- 木造小塔(百万塔)(日本・8世紀)