土屋コレクション マイセン展 PartⅢ 華麗なる色彩の共演
ブルー・オニオンや交差剣マークの器で日本でも知られるマイセン窯は、ヨーロッパで初めて硬質磁器を焼造した窯です。
17世紀、オランダ東インド会社を通じて大量の中国磁器や肥前磁器(いわゆる伊万里焼)がヨーロッパに渡り、極東の国々から将来されたそれらの磁器は、ヨーロッパの王侯貴族を魅了しました。
その一方で、磁器の製法はヨーロッパには伝わらず、長い間謎とされてきました。そして、その製法をついに発見したのがザクセン選帝侯アウグスト強王の命を受けて磁器の研究を行っていた錬金術師ベットガーでした。1710年、アウグスト強王は、王立磁器製作所の設立を高らかに宣言します。ここにマイセン窯の歴史が始まりました。
マイセン窯では、当初、「柿右衛門写し」や「シノワズリ(中国趣味)」の磁器を制作していましたが、やがて、緻密な造形、優美で華麗な絵付けが施されたヨーロッパ的なマイセン磁器が次々と焼造されるようになりました。
本展は、土屋コレクションによるマイセン展の第3弾になります。今回は、「柿右衛門写し」の作品を中心に、マイセン磁器の魅力を紹介します。
また、同時展示として、「小山冨士夫-陶芸と書-展」を開催致します。小山冨士夫の没後40年。石洞山人との交流が窺える作品およそ20件を展示します。
17世紀、オランダ東インド会社を通じて大量の中国磁器や肥前磁器(いわゆる伊万里焼)がヨーロッパに渡り、極東の国々から将来されたそれらの磁器は、ヨーロッパの王侯貴族を魅了しました。
その一方で、磁器の製法はヨーロッパには伝わらず、長い間謎とされてきました。そして、その製法をついに発見したのがザクセン選帝侯アウグスト強王の命を受けて磁器の研究を行っていた錬金術師ベットガーでした。1710年、アウグスト強王は、王立磁器製作所の設立を高らかに宣言します。ここにマイセン窯の歴史が始まりました。
マイセン窯では、当初、「柿右衛門写し」や「シノワズリ(中国趣味)」の磁器を制作していましたが、やがて、緻密な造形、優美で華麗な絵付けが施されたヨーロッパ的なマイセン磁器が次々と焼造されるようになりました。
本展は、土屋コレクションによるマイセン展の第3弾になります。今回は、「柿右衛門写し」の作品を中心に、マイセン磁器の魅力を紹介します。
また、同時展示として、「小山冨士夫-陶芸と書-展」を開催致します。小山冨士夫の没後40年。石洞山人との交流が窺える作品およそ20件を展示します。
- 開催期間
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2015年1月10日(土)~ 4月5日(日)
「小山冨士夫-陶芸と書-展」は3月1日(日)まで - 開館時間
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午前10:00-午後5:00
(但し入館は午後4:30まで) - 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
※2月7日(土)は設備点検のため10:00〜13:00まで休館
- 入館料
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一般500円・学生300円
※ 小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
- 交通アクセス
- こちらを御参照ください >>
- 主催
- 公益財団法人美術工藝振興佐藤基金
- お問い合わせ
- 03-3888-7520、
03-3888-7512(佐藤基金直通)
主な展示予定作品
・色絵竹虎文葉型飾り皿(1740年頃)
・色絵竹虎文小壺(1750年頃)
・色絵竹虎文貝型飾り皿(1740年頃)
・色絵赤龍文飾り皿(1740-45年頃)
・藍地金彩風景文コーヒーセット(1860-80年頃)
・貼花花鳥飾り壺(1880年頃)
・虎(1900年頃)
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- 色絵竹虎文飾り皿 1725-30年頃
- 色絵竹虎文靴 1910年頃
- 色絵葡萄栗鼠文飾り皿 1740年頃
- 色絵中国人物文ティーポット 1720-30年頃