土屋コレクション マイセン展 PartⅡ 華麗なる色彩の共演
ブルー・オニオンや交差剣マークの器で日本でも知られるマイセン窯は、ヨーロッパで初めて硬質磁器を焼造した窯です。
17世紀、オランダ東インド会社を通じて大量の中国磁器や肥前磁器(いわゆる伊万里焼)がヨーロッパに渡り、極東の国々から将来されたそれらの磁器は、ヨーロッパの王侯貴族を魅了しました。
その一方で、磁器の製法はヨーロッパには伝わらず、長い間謎とされてきました。そして、その製法をついに発見したのがザクセン選帝侯アウグスト強王の命を受けて磁器の研究を行っていた錬金術師ベットガーでした。1710年、アウグスト強王は、王立磁器製作所の設立を高らかに宣言します。ここにマイセン窯の歴史が始まりました。
マイセン窯では、当初、「柿右衛門写し」や「シノワズリ(中国趣味)」の磁器を制作していましたが、やがて、緻密な造形、優美で華麗な絵付けが施されたヨーロッパ的なマイセン磁器が次々と焼造されるようになりました。
本展は、土屋コレクションによるマイセン展の第2弾になります。前回展示品とは異なる作品により、マイセン磁器の魅力を紹介します。
17世紀、オランダ東インド会社を通じて大量の中国磁器や肥前磁器(いわゆる伊万里焼)がヨーロッパに渡り、極東の国々から将来されたそれらの磁器は、ヨーロッパの王侯貴族を魅了しました。
その一方で、磁器の製法はヨーロッパには伝わらず、長い間謎とされてきました。そして、その製法をついに発見したのがザクセン選帝侯アウグスト強王の命を受けて磁器の研究を行っていた錬金術師ベットガーでした。1710年、アウグスト強王は、王立磁器製作所の設立を高らかに宣言します。ここにマイセン窯の歴史が始まりました。
マイセン窯では、当初、「柿右衛門写し」や「シノワズリ(中国趣味)」の磁器を制作していましたが、やがて、緻密な造形、優美で華麗な絵付けが施されたヨーロッパ的なマイセン磁器が次々と焼造されるようになりました。
本展は、土屋コレクションによるマイセン展の第2弾になります。前回展示品とは異なる作品により、マイセン磁器の魅力を紹介します。
- 開催期間
- 2013年9月7日(土)~12月15日(日)
- 開館時間
-
午前10:00-午後5:00
(但し入館は午後4:30まで) - 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
- 入館料
-
一般500円・学生300円
※ 小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
※ 一般の方以外は受付にて証明書のご提示をお願いいたします。 - 交通アクセス
- こちらを御参照ください >>
- 主催
- 公益財団法人美術工藝振興佐藤基金
- お問い合わせ
- 03-3888-7520、03-3888-7512
(佐藤基金直通)
主な展示予定作品
・色絵花文犬形ステッキ用把手(1750年頃)
・透彫色絵花果実文飾り皿(1750年頃)
・藍地金彩天使文飾り壺(1890年頃)
・青地金彩天使文飾り壺(1890年頃)
・パグ犬を連れた男性(1900年頃)
・飾り皿「輪になって踊る」(1910-15年頃)
-
青地金彩天使文飾り壷
1890年頃 -
色絵金彩伊万里風蓋物
1745年頃 -
王冠月桂樹飾り鏡
1840年頃 -
バラの花を持つ男女
1860年頃