駒井哲郎銅版画展 佐藤千壽コレクション
銅版画家・駒井哲郎(1920~1976)は、戦後、日本の現代版画に新たな地平を切り開いた芸術家です。闇に浮かぶ夢の形、真空を漂うような魚、融合する鳥たち。慕わしいようでいて、どこか近づきがたい厳しさも感じさせる世界は、紙に密着したインクの多様なマチエールによって命が吹き込まれます。
駒井哲郎は、十代半ばにして銅版画の制作を始め、その後、東京美術学校(現・東京藝術大学)に学びました。戦後に本格的な活動を開始し、1951年の第1回サンパウロ・ビエンナーレでの受賞によって世界的な評価を受けます。フランス留学を経て、56年の生涯を終えるまで、度々の苦難を乗り越えながら真摯に制作を続けました。
当館の所蔵する駒井哲郎の作品は、(公財)美術工芸振興佐藤基金の初代理事長・佐藤千壽(1918~2008)の蒐集したコレクションです。代表作を含む、初期から晩年に至るまでの作品が所蔵されていることが特徴です。本展では、佐藤千壽が駒井哲郎と親交を深めるなかで蒐集した56件の作品を初めて公開致します。また、駒井哲郎の装丁による佐藤千壽の著書など、その交流を示す作品も展示致します。
駒井哲郎は、十代半ばにして銅版画の制作を始め、その後、東京美術学校(現・東京藝術大学)に学びました。戦後に本格的な活動を開始し、1951年の第1回サンパウロ・ビエンナーレでの受賞によって世界的な評価を受けます。フランス留学を経て、56年の生涯を終えるまで、度々の苦難を乗り越えながら真摯に制作を続けました。
当館の所蔵する駒井哲郎の作品は、(公財)美術工芸振興佐藤基金の初代理事長・佐藤千壽(1918~2008)の蒐集したコレクションです。代表作を含む、初期から晩年に至るまでの作品が所蔵されていることが特徴です。本展では、佐藤千壽が駒井哲郎と親交を深めるなかで蒐集した56件の作品を初めて公開致します。また、駒井哲郎の装丁による佐藤千壽の著書など、その交流を示す作品も展示致します。
- 開催期間
- 2012年11月3日(土)~12月16日(日)
- 開館時間
-
午前10:00-午後5:00
(但し入館は午後4:30まで) - 休館日
- 月曜日
- 入館料
-
一般500円・学生300円
※ 小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
- 交通アクセス
- こちらを御参照ください >>
- 主催
- 公益財団法人美術工藝振興佐藤基金
- お問い合わせ
- 03-3888-7520
03-3888-7512(佐藤基金直通)
主な展示作品
・夢の始り(1949年)
・夢の終り(1951年)
・佛国風景(1954年)
・蝕果実(1960年)
・庭の小蟲(1961年)
・小鳥たち(1962年)
・洪水(1965年)
・橋(1966年)
・海の中の静物(1968年)
・泉(1968年)
・constellation〔星座〕(1962年、刷りは1968年)