やきもの歳時記展 特集展示:明時代の陶磁器
日々の暮らしを思い浮かべるとき、私達にそっと寄り添う「やきもの」があることに気づかされます。
『やきもの歳時記』は、美術品蒐集家であり、(財)美術工藝振興佐藤基金の設立、石洞美術館の開館に尽力し、2008年10月に他界した佐藤千壽の随筆集です。佐藤は、昭和38年1月から昭和42年12月までの5年間、毎月季節に適したやきもの1点を採り上げ、カレンダー付の絵はがきを作り、これに作品の解説や、自分なりのやきものの味わい方を記した手紙を添えて、知人に送っておりました。それらを再度編集し、一冊の本として刊行したものが、『やきもの歳時記』です。その内容は、東洋陶磁研究家の小山冨士夫氏からも、「これまでの陶書にない新鮮さがある。(中略)筆の流麗なことはかつてやきものについてかかれたものでこれほどの書を見ない」と評されました。
本展では、『やきもの歳時記』に採り上げられた世界各地のやきもの60点を展示致します。春夏秋冬それぞれの季節の移り変わりを、やきものを愛した一人の蒐集家の視点と共に味わって頂ければ幸いです。
『やきもの歳時記』は、美術品蒐集家であり、(財)美術工藝振興佐藤基金の設立、石洞美術館の開館に尽力し、2008年10月に他界した佐藤千壽の随筆集です。佐藤は、昭和38年1月から昭和42年12月までの5年間、毎月季節に適したやきもの1点を採り上げ、カレンダー付の絵はがきを作り、これに作品の解説や、自分なりのやきものの味わい方を記した手紙を添えて、知人に送っておりました。それらを再度編集し、一冊の本として刊行したものが、『やきもの歳時記』です。その内容は、東洋陶磁研究家の小山冨士夫氏からも、「これまでの陶書にない新鮮さがある。(中略)筆の流麗なことはかつてやきものについてかかれたものでこれほどの書を見ない」と評されました。
本展では、『やきもの歳時記』に採り上げられた世界各地のやきもの60点を展示致します。春夏秋冬それぞれの季節の移り変わりを、やきものを愛した一人の蒐集家の視点と共に味わって頂ければ幸いです。
- 開催期間
- 2009年1月17日~4月5日