古染付展
古染付は中国明時代末期の10年余りの間に、景徳鎮民窯で焼かれた磁器の一種です。染付の色は鈍い青、「虫喰い」と呼ばれる釉が剥げた部分が散見され、いかにも粗笨な感じを受けますが、江戸時代の茶人は、その粗雑さの中にも風雅の味わいを見出しました。
古染付と呼ばれる器は日本にのみ遺っており、窯元の中国はもとより、他のどの国にも遺っていません。これは古染付と日本人との深い関わりを示しており、現在私たちが日常使っている染付磁器の多くに、古染付で使われた文様を見ることが出来ることからも、その深さ、長さを知ることが出来るでしょう。
当美術館は、日本でも有数の古染付コレクションを所蔵していますが、本展では、その中から古染付百点余りを展示致します。
古染付と呼ばれる器は日本にのみ遺っており、窯元の中国はもとより、他のどの国にも遺っていません。これは古染付と日本人との深い関わりを示しており、現在私たちが日常使っている染付磁器の多くに、古染付で使われた文様を見ることが出来ることからも、その深さ、長さを知ることが出来るでしょう。
当美術館は、日本でも有数の古染付コレクションを所蔵していますが、本展では、その中から古染付百点余りを展示致します。
- 開催期間
- 2007年1月16日~12月24日