涼風のわく―館蔵染付展―
私たちの食卓に欠かせない器に、染付磁器があります。純白の素地に藍色の顔料で絵付けされた染付磁器は、多種多様の文様を楽しむことができ、また、清潔感とともに、見る者に涼しさをもたらします。
染付は、もともと「文様を染め付ける」という意味で、染織品に使用する言葉でしたが、現在では、狭義にはコバルトを含む顔料で絵付けされた磁器を、広義ではコバルトを含む顔料で絵付けされた陶器をも含む言葉として使用されています。
当石洞美術館は、日本有数の古染付(中国の明時代末期に日本向けに作られた染付磁器)コレクションを所蔵しておりますが、この古染付について、陶磁研究家であり作家でもあった小山冨士夫は、「これをながめていると自ら涼風がわき、心底の清められる思いがする」と述べています。
本展では、館蔵の染付作品およそ90件により、染付の歴史を概観するとともに、染付の多様さや楽しさに触れて頂きたいと思います。また、暑い季節に、染付の器を通して涼しさを感じて頂けましたら幸いです。
染付は、もともと「文様を染め付ける」という意味で、染織品に使用する言葉でしたが、現在では、狭義にはコバルトを含む顔料で絵付けされた磁器を、広義ではコバルトを含む顔料で絵付けされた陶器をも含む言葉として使用されています。
当石洞美術館は、日本有数の古染付(中国の明時代末期に日本向けに作られた染付磁器)コレクションを所蔵しておりますが、この古染付について、陶磁研究家であり作家でもあった小山冨士夫は、「これをながめていると自ら涼風がわき、心底の清められる思いがする」と述べています。
本展では、館蔵の染付作品およそ90件により、染付の歴史を概観するとともに、染付の多様さや楽しさに触れて頂きたいと思います。また、暑い季節に、染付の器を通して涼しさを感じて頂けましたら幸いです。
- 開催期間
- 2019年4月27日(土)~8月4日(日)
- 開館時間
-
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで) - 休館日
- 月曜日(4月29日、5月6日、7月15日は開館)、
4月30日(火)、5月7日(火)、7月16日(火) - 入館料
-
一般500円・学生300円
※ 小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
- 交通アクセス
- こちらを御参照ください >>
- 主催
- 公益財団法人美術工芸振興佐藤基金
- お問い合わせ
- 03-3888-7520、
03-3888-7512(佐藤基金直通)
主な展示予定作品
・ファイアンス蓮花魚文皿(エジプト・紀元前1500年頃)
・白釉藍彩文字文鉢(イラク・9~10世紀)
・青釉藍彩線文壺(12世紀)
・青花魚藻文皿(ベトナム・15~16世紀)
・染付山水図大皿(中国・17世紀前半)
・染付吹墨月兎文皿(日本・1630~40年代)
・藍絵花文筒瓶(スペイン・17世紀)
・青花龍魚図鉢(中国・1662~1722年)
・色絵アダムとイヴ図皿(イギリス・1720年頃)
・青花梅鶯竹文壺(朝鮮・19世紀後半)
・呉須刻線菖蒲文花生(琉球・18~19世紀)
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- 白釉藍彩文字文鉢(イラク・9〜10世紀)
- 染付吹墨月兎文皿(日本・1630〜40年代)
- 染付山水図大皿(明時代・17世紀前半)
- 色絵アダムとイヴ図皿(イギリス・1720年頃)