イスラーム陶器展 西アジアに咲いた色とりどりの華
イスラーム陶器とは、7世紀以降、西アジア、中央アジア、北アフリカを中心とするイスラーム圏で焼かれた施釉陶器の総称です。
私たちには、イスラーム陶器は馴染みが薄いかも知れませんが、イスラーム陶器は、中国の陶磁器にも比肩する程の規模と内容を持った陶器群です。
本展では、館蔵のイスラーム陶器40点あまりにより、9~10世紀頃のアッバース朝から17世紀のサファヴィー朝までのイスラーム陶器の変遷を概観するとともに、イスラーム陶器の影響を受けたと言われるビザンツの陶器や、イスラーム教徒により伝えられスペインで花開いたイスパノ・モレスク(スペインのラスター彩陶器)によって、他地域へのイスラーム陶器の影響や、その展開も御覧頂きたいと思います。
その中でも、金・銀器の模倣から生まれ、金属的な輝きを放つ顔料で絵付を施したラスター彩陶器や、ユーモラスで色鮮やかな絵付を施したミナイ手、ラカビ手陶器などは、イスラーム陶器の白眉と言えます。
また、イスラーム陶器が誕生する前の西アジアの工藝作品(金属器、硝子器、陶器など)を同時に展示致します。
本展を通じて、西アジアを中心に製作されたイスラーム陶器の多様性や楽しさを味わって頂きたいと思います。
私たちには、イスラーム陶器は馴染みが薄いかも知れませんが、イスラーム陶器は、中国の陶磁器にも比肩する程の規模と内容を持った陶器群です。
本展では、館蔵のイスラーム陶器40点あまりにより、9~10世紀頃のアッバース朝から17世紀のサファヴィー朝までのイスラーム陶器の変遷を概観するとともに、イスラーム陶器の影響を受けたと言われるビザンツの陶器や、イスラーム教徒により伝えられスペインで花開いたイスパノ・モレスク(スペインのラスター彩陶器)によって、他地域へのイスラーム陶器の影響や、その展開も御覧頂きたいと思います。
その中でも、金・銀器の模倣から生まれ、金属的な輝きを放つ顔料で絵付を施したラスター彩陶器や、ユーモラスで色鮮やかな絵付を施したミナイ手、ラカビ手陶器などは、イスラーム陶器の白眉と言えます。
また、イスラーム陶器が誕生する前の西アジアの工藝作品(金属器、硝子器、陶器など)を同時に展示致します。
本展を通じて、西アジアを中心に製作されたイスラーム陶器の多様性や楽しさを味わって頂きたいと思います。
- 開催期間
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2018年9月1日(土)~12月16日(日)
- 開館時間
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午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
- 入館料
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一般500円・学生300円
※ 小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
※ 一般の方以外は受付にて証明書のご提示をお願いいたします。 - 交通アクセス
- こちらを御参照ください >>
- 主催
- 公益財団法人美術工芸振興佐藤基金
- お問い合わせ
- 03-3888-7520、
03-3888-7512(佐藤基金直通)
主な展示予定作品
・白釉藍彩鉢(9~10世紀) イラク
・白地多彩鳥文鉢(9~10世紀) イラン
・多彩刻線神獣文皿(ラカビ手)(12世紀) シリア
・色絵騎馬人物文輪花鉢(ミナイ手)(12~13世紀) イラン
・ラスター彩人物文鉢(13世紀) イラン
・白釉藍彩葡萄文皿(16世紀) トルコ
・ラスター彩草花文瓶(17世紀) イラン
・ラスター彩草花文大皿(イスパノ・モレスク)(15世紀) スペイン
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- 多彩刻線神獣文皿(ラカビ手)(12世紀)シリア
- 白釉多彩葡萄文皿(16世紀)トルコ
- 色絵騎馬人物文輪花鉢(ミナイ手)(12~13世紀)イラン
- ラスター彩人物文鉢(13世紀)イラン