2018年03月16日 作品紹介3
厳しい寒さも落ち着き、ようやく春めいてきました。
現在開催中の「東アジアの工藝展」は4月1日までです。
今回も展示作品の紹介を致します。
「緑釉嘉瓶」 日本・沖縄(壺屋)/19世紀
ひょうたんの様な形をした嘉瓶(ゆしびん)は、結婚などのお祝い事があった時に、御祝儀用の泡盛を入れて贈るために使われました。泡盛は別の容器に移し、嘉瓶は贈り主に返されます。そのため、嘉瓶の中には贈り主の家紋が入ったものもあります。この作品は高さが約40cmある大型の嘉瓶です。全体に緑釉が厚く掛けられ、ところどころ藍色になっています。
これだけ大きいと、たくさん泡盛が入りそうです!楽しくお祝いしている様子が頭に浮かんできますね。