2018年02月22日 作品紹介2
今日は霙や雪が降る、寒い一日になりましたね。
それでは「東アジアの工藝展」の中から作品を紹介します!
染付火馬図鉦鉢(中国・景徳鎮民窯/明時代・17世紀前半)径24.0cm
寺院で使用される銅鑼(どら)や鉦(しよう)の形に似ることから銅鑼鉢、あるいは鉦鉢(どらばち)と呼ばれています。この作品は「古染付」と呼ばれている作品です。古染付は日本からの注文品と考えられており、器型や文様に日本の影響が見られます。口縁を「く」のように折り曲げ、鉄釉で外側に点文を施している様子から、志野焼を意識したと思われます。
古染付は当館の代表的なコレクションで、昨年度に展覧会を開催しました。今回の展示でも5件展示しておりますので、ぜひ御覧下さい。